背景バングラデシュは、農業を主要産業の一つとする世界有数の稲作生産国です。一方で、農業技術の遅れや農家の財政的制約、営農指導や農業機械の支援不足などにより、生産性の向上や農家所得の安定的な向上が課題となっています。
こうした中、AWD農法は、水田において水を満たした状態と水を落として干した状態を繰り返す水管理技術として、節水や収量向上に加え、土壌から発生するメタンガスの抑制が期待されるなど、温室効果ガス排出削減に有効な手法とされています。
一方で、両備システムズが2025年より実施してきたAWD農法の実証(※1)を通じ、広域普及に向けては、水管理の省力化・高精度化、排出削減量の効率的な把握・検証、および農家が継続的に取り組むための経済的インセンティブの設計が課題であることが明らかになりました。
特に、作業負担の軽減と精度を両立する水管理の実現や、ガス計測に依存しない排出削減量算定手法の確立、ならびに環境価値を農家へ適切に還元する仕組みの構築が重要となっています。
ソラミツCBDCのビジョンは、デジタル技術によるGX/DXの推進および様々な社会課題の解決です。これまでも、カンボジア、ラオス、パキスタン、ソロモン諸島、パプアニューギニア、パラオなどの海外6カ国の社会課題を、日本政府の内閣官房・経済産業省・財務省などと連携し、GX/DXの推進や地政学上の課題・経済安全保障などの方針を共有しながら事業を進めてまいりました。当社の最先端の技術と各国への導入実績は大きな優位性になっております。AWD農法の推進とデジタル通貨の導入は、脱炭素推進のみならず同国の経済発展にも大きく寄与し、本事業の社会的意義は極めて大きいと確信しております。
(※1)プレスリリース2025.03.06:https://www.ryobi.co.jp/news/2025/20250306