これは、カンボジア国立銀行 (National Bank of Cambodia, 以下NBC) が中央銀行デジタル通貨 (Central Bank Digital Currency, 以下CBDC) の調査を始めるきっかけとなった問いです。2016年、NBCはCBDCの概念を研究するワーキンググループを設置しました。1年後、NBCはソラミツによってデザインされたハイパーレジャーいろは (Hyperledger Iroha) を、包括的な国家決済システムを開発するのに理想的なプラットフォームとして採択しました。ソラミツは2018年にNBCと共同開発を開始し、バコン (Bakong)と呼ばれるパイロット版の国家決済システムが2019年にソフトローンチされました。2020年10月、バコンはカンボジアの決済インフラの主軸として正式にローンチされ、2021年1月時点で20の金融機関を基礎に5万人以上のユーザーがバコンを利用し、その累計取引高は2000万米ドルを超えています。
その導入から時を経ずして、バコンは技術的・社会経済的レベル両方においてより優れたものとなりました。セントラル・バンキング誌 (「Central Banking」誌 ) は、競合するシステムを体系的に評価した結果、ソラミツに初のFinTech & RegTech Global Award for Central Bank Digital Currency Partnerを授与することを決定しました。ソラミツにとってこの受賞は、「世界中の金融システムを改善し続けていく」という私たちのゴールへの道程におけるマイルストーンです。
ソラミツはさらに、商品やサービスが市場へ供給される方式の変革を目的として、SORAという画期的な分散型経済システムを開発しています。より詳しい情報はsora.org をご覧いただき、AndroidではGoogle Play Storeで、iOSではAppStoreからスマートフォンアプリSORAをダウンロードしていただけます。